阪神が2位広島に3連勝し、今季3度目の8連勝で優勝マジックを「5」に減らした。同点の8回、2死満塁で代打糸原健斗内野手(30)が広島九里から中前へ決勝の勝ち越し2点適時打。投げては先発伊藤将司投手(27)が8回1失点で2年ぶりの10勝。村上頌樹投手(24)、大竹耕太郎投手(28)に続き、3日連続で10勝を達成した。岡田彰布監督(65)の試合後の一問一答は以下の通り。

(テレビインタビュー)

-追いかけてくる2位広島相手に甲子園で3連勝

「ああ、そうみたいですね、何か(笑い)」

-3連戦は阪神の力を出せた

「今日はね、なかなか点をとれなかったんですけど。ヒットもね、出ないような状況やったんですけど。まあ、今日は、伊藤(将)も10勝かかってるんで。同点でも9回も投げさす、『いかしてくれ』言うたんでね。だから、もう(7回も)代打もいかんかった」

-みててドキッとした

「普通だったら、代打だけど、(伊藤将が)『最後までいかしてください』言うから、『もう、お前で決めて来い』言うたんやね」

-伊藤将の気持ちを優先して

「そうそうそう」

-広島先発九里に苦しめられていたが6回、相手失策をきっかけに森下が同点適時打

「そうですね。森下はどっちかというと、タイミングが合ってる方だったですけどね。まあほんと、追いついたことでね。また伊藤も、スイッチ入ったと思うし。伊藤ね、昨日(大竹)、一昨日(村上)と2人に勝ち星ついてるんで。野手も何とか、伊藤に勝ち星ゆうのを、そういうのはね、あったですね。やっぱりね」

-7回1死満塁で伊藤将を打席に送って、結果的に併殺だったが、チームとしてはこたえなかった

「全然。まあ、1人アウトぐらいでよかったんですけどね。(2死)満塁で近本でよかったんだけど、ダブルプレーのあれはちょっとなかったけど」

-8回は1死二塁で森下の申告敬遠のあとに、4、5番で代打糸原

「いやいや、あの回(7回)はカムフラージュで(伊藤将のところで)出したんだけど、(ベンチに)残ってたんでね。(8回は佐藤輝が)ノースリーか。3ボールになったときに糸原でいくって言ってましたけど」

-糸原は見事な打撃

「そうですね、本当にあまり出る機会が少ないですけど、やっぱり、いい時には打ちますね」

-木浪の2点適時打で4点差になってのリリーフ選択になった

「(点差が)2点だったら岩崎をいってましたけどね。4点になったからね、岩貞も(登板間隔が)空いていたし。最後(9回2死)にヒットが出て、すぐに岩崎も準備しましたよ。もう1人出たらね(前日と同じようにセーブが付く状況になるから)」

-これでセリーグ全球団に勝ち越しが決まった。

「まあ、いいことですね。いいことというか」

-マジック5に

「おーん、片手なったですね(笑い)まあね、次また(12日から)甲子園で、相手も巨人だし、楽しみにね、ファンの皆さんも応援してもらいたいですね」

(テレビが終わり、ペン囲みに移る時に)

「暑いな…みんなの熱気が…」

 

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