右上肢のコンディション不良で離脱中の巨人大勢投手(24)が、復帰後2戦目の登板は1回2安打2失点だった。

2点リードの4回から2番手で登板。先頭ロッテ平沢に追い込んでから4球ファウルで粘られて四球を与えると、続く井上に149キロ直球を捉えられた。左翼フェンス直撃の二塁打で無死二、三塁。山本は152キロ直球で空振り三振に仕留めるも、続く三木に135キロフォークを右翼への犠飛とされた。さらに2死三塁からルーキー金田に2球続けたフォークを右前に運ばれて同点に追いつかれた。直球の最速は153キロだった。

大勢は「球はこの前投げた時より良かったんですけど、緩急とか配球とかそういう面で淡泊になりすぎたかなと思います。今日はしっかり抑えて1日でも早く(1軍)という気持ちだったので。もっと気持ちよくいけたらいいなという感じだった。もっとアピールしたかったなと純粋に思います」と悔しさをかみしめた。

約2カ月半ぶりの実戦復帰登板となった10日のイースタン・リーグ・ヤクルト戦(戸田)では、1回無安打無失点2奪三振で157キロをマーク。原監督は同戦後「まだ様子を1日2日、見るというところがあるんじゃないでしょうか」と話し、今週中の1軍復帰の可能性を示唆していた。大勢は実戦復帰後2試合目の登板を終え「1軍にいつ呼ばれてもいいようにしっかり準備だったり、アピールというのはやっていかないといけないと思います」と強調した。

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