ヤクルトのドラフト1位吉村貢司郎投手(25)が、今季最終登板で復活の連勝を見せた。

初対戦となったDeNA打線を相手に6回7安打3失点で4勝目を挙げた。6回に佐野、牧に二塁打を連打され3点目を失った後、宮崎、ソト、大和を全員飛球で打ち取り「失点した場面も最少失点で切り抜けられたところは良かった」と語った。

ルーキーイヤーに開幕ローテーションを勝ち取った。先発5試合目の4月30日阪神戦(神宮)でプロ初勝利を飾ったが、右前腕を痛め5月25日に離脱。再昇格は今月3日と長いファーム生活を余儀なくされた。

苦しさを味わった今季を振り返り「途中(離脱で)間も空いた。今季を見つめ直して、しっかり1年間投げきる体をつくりたい」と来季を見据えた。チームは最下位中日と0・5ゲーム差のまま5位に踏みとどまった。

▽ヤクルト高津監督(吉村の6回80球の投球に)「今日ぐらい立ち上がりから真っすぐに力があるとね。80球前後で多少の疲れが見えてきた。しっかり1年間戦える体をつくって来年に備えてほしい」

▽ヤクルト・サンタナ(18号2ランを含む4打点で、来日3年目で自身の最多打点を更新する66打点)「どんな形であってもチームの勝利に貢献する思いだった」