楽天が、天敵を討って勝率5割に復帰した。

1回1死三塁、島内宏明外野手(33)が、1ボールから田嶋の外角132キロカットボールを捉え、先制となる中犠飛。続く3回2死二塁で迎えた第2打席は、田嶋の初球、外角ボール気味の127キロスライダーに体勢を崩されながらも、バットの先で中前に運んだ。追加点をもたらし、3回までに2打点を挙げた。

試合の流れを引き寄せると、先発岸は6回8安打無失点と粘投。リリーフが連打を浴び、7回に3点を失ったが、8回は渡辺翔、9回は守護神松井裕が無失点で切り抜け、逃げ切った。

田嶋に黒星をつけたのは、20年10月22日以来、1073日ぶり。勝率5割復帰は4月7日以来となった。激しいCS争いの中、勢いづく1勝となった。

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