広島が8回、末包の11号決勝ソロで阪神に勝利した。先発九里は5回まで無安打無失点。毎回の9三振を奪った。1点リードの7回2死一、二塁からミエセスに同点打を浴びたものの、後続は断った。8回からは島内、栗林と勝ちパターンでつないだ。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。

-九里投手が好投

新井監督 本当、素晴らしい投球だったと思います。何も言うことがないです。

-スタメンマスクの会沢捕手は攻守で光った

新井監督 良かったですね、アツ(会沢)もナイスタイムリーだったですし、九里をしっかり引っ張っていたと思います。今日は本当、真っすぐを要所で多めに使いながら素晴らしいリードだったと思いますし、(九里)亜蓮もすばらしい投球だったと思います。

-末包選手が決勝弾

新井監督 “末包さん”素晴らしいホームランでしたね。ちょっと体勢は崩され気味だったんですけども、すごいパワーでしたね。もう少しベースを早めに回ってほしいですけどね(笑い)。

-CS本拠地開催を目指す中、監督から試合前に話したことはあるか

新井監督 特にみんなを集めて話をしたというわけではないんですけども、みんながプレーをする姿を見たらこちらにも伝わってきます。何より、今日の最後のプレー。栗林もちょっとヒヤッとしたんですけども、後ろに飛び込みましたし。また矢野も素晴らしいプレーでしたね。みんなの「何とかここでクライマックスをやるんだ」という気持ちが凝縮された、そんな最後のプレーだったと思います。

-明日は最終戦。ファンへ

新井監督 最後もちろん勝って終わりたいと思います。また、これまですごく頑張ってくれたイッチー(一岡)が明日投げますので、明日最後の勇姿を皆さん、目に焼き付けてもらいたいなと思います。

-明日勝てば自力で2位確定

新井監督 もちろん、もちろん。いつも言ってるように相手はコントロールできないんで、自分たちがしっかりね、目の前の試合を勝っていくだけだと思います。また明日ラスト、公式戦、レギュラーシーズンラストの試合なんでね。いい試合でね、ひとまずレギュラーシーズンを締めくくりたいなと思います。

-順位が確定していない中でも、一岡投手に登板機会を

新井監督 投げさせます。それだけ彼は3連覇に貢献してくれた投手ですし、自分も投げさせてあげたいというのがあるので。今日決まろうが決まるまいが、「明日投げさせるよ」というのは彼に伝えています。それぐらいカープのために頑張ってくれた投手なので。