巨人中島宏之内野手(41)が、来季構想外になっていることが明らかになった。今季は春季キャンプ中の紅白戦で、堀岡の内角への球が右手に直撃し親指を骨折。開幕に出遅れた。イースタン・リーグでの出場を続け、1軍昇格は7月8日で、同28日に抹消されるまで出場8試合にとどまり、打撃成績は打率2割7分8厘、5安打だった。一方で得点圏打率は5割と勝負強さはいまだ健在だった。

中島は伊丹北から00年ドラフト5位で西武入り。遊撃手としてレギュラーに定着すると、08年から2年連続最高出塁率を獲得。翌09年には最多安打と2冠に輝いた。ベストナインに4度、ゴールデングラブ賞に3度と攻守でリーグを代表する遊撃手になると、12年に海外FA権を行使して、メジャーに挑戦。アスレチックス入りした。15年から4年間、オリックスを経て19年に巨人に移籍するとリーグ優勝に貢献。右の代打として、一昨季は1軍で3割8分5厘、昨季も3割を超える得点圏打率を誇り、勝負強い打撃を見せていた。

来季以降の去就は未定となっている。

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