阪神は3日、高山俊外野手(30)、北條史也内野手(29)、板山祐太郎外野手(29)、山本泰寛内野手(30)、二保旭投手(33)、渡辺雄大投手(32)、小林慶祐投手(31)、育成選手の望月惇志投手(26)の8選手と、来季の契約を結ばないと伝えたことを発表した。今後については7選手は現役続行を希望し、望月のみ未定となっている。

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板山は15年ドラフト6位で入団。在籍した8年間を「8年間うまくいかないことばっかで、その記憶ばっかりですけど、中には1軍でちょっと活躍してきたときの思い出も残っていますし、その時も自分の周りの人が喜んでくれる人の顔って言うのが一番印象に残っています」と振り返った。

今季は開幕1軍でスタートした。開幕戦の3月31日DeNA戦(京セラドーム大阪)では途中出場。右翼の守備では背走しながらスライディングキャッチで飛球をつかみ捕る、スーパープレーも見せた。だが5月1日に出場選手登録抹消となり、その後の1軍再昇格はなかった。

自主トレをともにする広島秋山にも連絡したといい「昨日はちょっと自分も整理が気持ち的につかなくて。今日電話して『なんかあったら電話してこい』と言われました」と明かした。今後は現役続行を希望し、トライアウトも視野にトレーニングを行う予定。「今のところは粘り強く最後まで頑張ろうかなと思います」と力を込めた。

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