西武豆田泰志投手(20)が3点リードの9回に登板し、プロ初セーブを記録した。

先頭のロッテ佐藤都に四球、続く和田に死球を与え「やばいなっていうのしかなかったです」といきなり無死一、二塁のピンチを招く。ここで豊田投手コーチがマウンドへ。「しっかり軸足で体重を乗せて、あとはもう強い球で、自分の真っすぐっていうのをしっかり投げていこう」と助言を受け投球が一変した。

岡を147キロ直球で詰まらせ右飛、藤岡に三塁線に痛烈なライナーを打たれるも、三塁佐藤龍がダイビングキャッチで2アウトに。2死一、二塁から角中を二ゴロに打ち取り試合を締めた。初セーブを経験し「初セーブの方が狙ってたのでうれしい」と今季最終戦で目標を達成した。今季は7月21日に育成から支配下登録。同26日に出場選手登録されてから、最後まで1軍のマウンドに立ち続けた。育成選手からはい上がり、最終戦でのセーブを手にし「埼玉西武ライオンズのシーズンを最後に締められたのは良かった」と激動の1年を振り返った。

記念のウイニングボールを受け取り、両親にプレゼントするのか問われると「セーブなんで、自分でもっとこうかな、勝利とかだったら、あげようかなと思ったんですけど」と照れくさそうに話した。

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