オリックスは5日、大阪・舞洲の球団施設で、石岡諒太内野手(31)、渡辺大樹外野手(26)、佐野如一外野手(25)、育成の中川颯投手(24)、西浜勇星投手(20)、園部佳太内野手(24)に来季の契約を結ばない方針を伝えた。

石岡は22年のシーズン中に中日からトレードで移籍し、17試合に出場。地元・神戸のファンの前で活躍する姿を見せたが、今季はここまで1軍の出場機会はなし。9月に結婚したばかりで、夫人と相談しながら現役続行の道を探る。「自分としても結果が出なかったというのが全てだと思う。去年トレードでこさせていただいて、全然力になれなかったのは悔しいですけど、自分の中ではしっかり練習から取り組んで、やることはやりきれたかなと思います」と振り返った。

現役ドラフトでヤクルトから移籍してきた渡辺は、1軍出場は1試合のみ。「現役ドラフトの性質上、1年1年になるかもしれないっていうのはわかっていて、家族にもそれを言って大阪に来たので、そのへんは1年で結果を残せなかったことは悔しいですけど。もちろん残している人もいるので、そこはチームに申し訳なかったなと思います」とくちびるをかんだ。今後は未定だ。

中川颯は20年ドラフト4位で入団し、21年は開幕1軍。その後2軍を経て、7月14日の日本ハム戦が1軍唯一の登板となった。昨年オフに戦力外通告を受け、育成契約を結んだが、1軍登板はなかった。「入団してから、この球団で、自分の中ではいい思いは1回もしてないので。すごい悔しくてつらい3年間でしたけど。これからの人生においてはすごい、いい経験になったかなと思います」と懸命に前を向いた。

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