巨人大久保博元打撃チーフコーチ(56)が7日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、今季限りで退団することを発表した。

「【報告】巨人軍を退団して、居酒屋の親父に戻ります。」とのタイトルの動画をアップ。「(原)監督を男にするという気持ちだけで1年、頑張りました。一番は優勝できずに終わった責任を誰がとるんだとなった時に、まず原監督が責任を取っていくという中で、オレがのうのうと役職をもらってユニホームを着られるか、そんなことはありえないと思っていた」と胸中を説明した。

昨年オフから攻撃力改善の“切り札”としてコーチに就任。キャンプ中から早朝のアーリーワークを導入し、シーズン中に若手を中心に早出の打ち込みを継続させた。

「苦しかったけど、毎日やりました。その結果、自分の中でやり遂げたと思っているものは本塁打、打率が(リーグ)1位。得点は3位だけど、そのことについてもいろいろ言われていますけど、自分の中ではこれ以上の仕事はできないと感じていた。今は本当に晴れ晴れとした気持ち」とすがすがしい表情で振り返った。今後については「またもう1度、居酒屋のおやじに戻った。俺らしいところに帰ってきたな」と語った。

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