中日根尾昂投手(23)が直球を磨いて来季の飛躍に挑む。9日はナゴヤ球場で練習。13日から合流する「みやざきフェニックス・リーグ」に向け、「真っすぐがより生きる投球をしたい」とストレートのレベルアップを最優先課題に掲げた。

投手転向2年目の今季は終盤に2度先発。12回2/3で自責点1と好結果も初勝利には届かなかった。この2戦では右打者は無安打に封じ込んだが、左打者には9安打6四球と課題も出た。「自分の軸はストレート。そこはぶれずに、生かすことで変化球も表現できれば」。直球の質をさらに上げて投球の幅を広げることで、左打者対策にもつなげる覚悟だ。

この秋は直球を磨き、実戦で打者対策を消化しながら「(体が)しぼまないように継続したい」とシーズンを通した活躍を見据えて筋量アップにも努める。チーム内の激しい先発争いを勝ち抜き、飛躍するためにすべての時間を野球に費やす。

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