高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学進学を決断した。
渡辺久信GM(58)が「追いかける選手」とコメントするなど、西武もドラフト1位候補の1人としてその動向を追っていた。
決断の報を聞き、西武の奥村剛球団社長(56)は「球団としてというよりはNPBの一員として」と前置きした上で、「日本の宝ですね。もっと大きくなってほしいっていう気持ちがあれば、日本で活躍してほしいっていう気持ちもあります」と複雑な思いを口にした。
奥村社長自身も熊本工、明大、プリンスホテルと各カテゴリーの第一線で内野手として活躍してきた。「僕らの時代とは違いますよね。やっぱり志が高いというか、どの競技もそうですよね。日本だけじゃなく、世界を向いてますよね。そんな感じがします」とスポーツ界の現状について話し、「彼の将来を考えた時には、選択肢としては当然あるんでしょうね」と若者の決断を尊重した。
21年ドラフトでは隅田知一郎投手(24)の抽選役を担当した飯田光男球団本部長(57)も「高校3年生で決断するのは大変だろうけど、悩み抜いたと思うので。決断をしっかり尊重したいです」と話した。
12球団から「佐々木1位」の選択肢がなくなり、ドラフト会議は26日に迫る。西武も直近では指名リストに残っている選手たちの最終確認作業を、編成部門が進める。大学生を中心とした即戦力投手が最優先の補強ポイントになりそうだ。【金子真仁】



