巨人畠世周投手(29)が15日、川崎・ジャイアンツ球場での秋季練習でブルペン入りした。

阿部新監督から指導を受けた。コースを狙って弱いボールになるよりも、「真ん中に強い球を投げる」と大胆に攻める度胸を説かれた。直球だけではない。チェンジアップも助言された。トラックマンのデータも参考にしながら、「球を遅くしようとすると、腕の振りで分かっちゃう。チェンジアップとかでも、その中のマックスを求めていけ」と言われた。緩急差よりも、直球と同じように腕を振る意識を強めた。

3月に右肘関節鏡視下クリーニング術を受けた今季はプロ入り7年目で初となる1軍登板なしに終わった。背水の決意で秋季練習を迎える。「見ていただけたのは自分にとっては1歩前進だと思う。認めてもらえたら、少ないチャンスだと思うが、チャンスを与えていただけるんじゃないかなと思う。しがみついていきます」と覚悟をにじませた。

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