オリックスが3年連続の日本シリーズ進出に王手をかけた。アドバンテージ1勝を含めて3勝1敗とした。第4戦以降、引き分けでも突破が決まる。

両軍あと1本が出なかったが、8回にようやく試合が動いた。2死三塁からオリックス若月健矢捕手(28)がしぶとく三遊間を抜いて先制。続く代打の頓宮裕真捕手(26)が左翼線二塁打を放ち、2点目を入れた。左足甲の疲労骨折から復帰した首位打者の一振りに、球場が大きく沸いた。

先発したポストシーズン初登板の東晃平投手(24)が5回無失点と踏ん張った。5回1死二、三塁のピンチも上位打線を抑えた。6回以降は継投でロッテ打線を封じ込めた。

2連勝を狙ったロッテはCSでは異例の「ブルペンデー」だった。先発の沢村拓一投手(35)からの継投で再三のピンチをしのいだが、5番手の西村天裕投手(30)がつかまった。がけっぷちからの大逆転で突破したファーストステージから勢いを保ってきたが、あとがなくなった。

 

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