中日石川昂弥内野手(22)が21日、岐阜市内の病院で検査を受け、「異常なし」と診断された。同内野手は「みやざきフェニックス・リーグ」に参加していたが、20日に昨年手術した左膝の違和感を訴え、同日中に名古屋に戻っていた。

この日は午前中の検査後は練習に参加。ウエートトレなどで汗を流した。石川昂は「痛みはあるけど、大丈夫。無理すればいけますが、11月(のキャンプ)にできるのが一番なので、こういう形になった」と説明。今後は患部に負担をかけないトレーニングで調整、11月1日からナゴヤ球場ほかで行われる秋季キャンプでの合流を目指す。

立浪監督も「シーズンが終わってから、宮崎でもハードにやっていた。疲れもあったのでしょう」と、主砲候補生が軽傷だったことに、ほっとした表情を見せていた。

石川昂は、昨年5月のオリックスとの交流戦で左膝を痛め、その後、左膝前十字靱帯(じんたい)の再建手術を受けた。同年はリハビリに費やし、今季は121試合に出場、頭部死球による離脱もあったが、4番などを務め13本塁打、45打点、打率2割2分4厘の成績を残し、初の規定打席に到達。フェニックス・リーグで来季飛躍への実戦経験を積んでいた。

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