ソフトバンクから戦力外通告を受けた上林誠知外野手(28)が23日、現役続行を誓った。この日ペイペイドームに姿を見せ、報道陣の取材に対応。「今の自分をつくってくれたのはホークスのおかげ。感謝しています」と心境を明かし、「現役は続けるつもりではいます。(トライアウトについては)その辺はまだ全然決まっていない」と話した。

上林は仙台育英(宮城)からドラフト4位で入団。プロ5年目の18年に143試合に出場。打率2割7分、22本塁打、62打点をマークした。ただ、その後は度重なるケガにも泣かされ、成績は低迷。昨季は右アキレス腱(けん)を断裂する大けがを負った。「けがにも勝って、何とかくつがえしたかった気持ちでやってましたけど…」と巻き返しを誓った今季だったが、打率1割8分5厘、0本塁打、9打点と成績は振るわず。それでも、10月3日楽天とのホーム最終戦ではタイムリーを放ち、CSファーストステージも出場と存在感を示していた。「来年は、どうなるかは分からないですけど自信はあります」と力を込めた。

▽ソフトバンク古川(戦力外通告を受け)「現役ドラフトで入ってきて、この1年間勝負だと思っていた。1軍で結果を残せなかったことが悔しいですね」

▽ソフトバンク高橋純(戦力外通告を受け)「今年だけじゃないですけど最後1、2年は覚悟して野球をしていた。まだ、投げられるマウンドがあれば挑戦したい。現役続行していきたいなと思います」

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