阪神は2位指名以降もバランスの良い補強を目指す。上位候補は最速154キロ右腕の大商大・上田大河投手(4年=大商大高)、広陵(広島)の「ボンズ」こと真鍋慧(けいた)内野手(3年)をリストアップ。上田は馬力のある先発タイプで2年連続で大学日本代表に選ばれている。高校通算62本塁打を誇る真鍋は将来の中軸候補として、密着マークを続けている。

岡田監督が「捕手は高校生よ。育てんとあかん」と話すように32歳の梅野、29歳の坂本が元気なうちに次世代の正捕手候補として高校生捕手を指名する方針。常葉大菊川(静岡)鈴木叶(きょう)捕手、報徳学園(兵庫)堀柊那捕手(いずれも3年)が有力候補だ。

二塁中野、遊撃木浪、小幡のバックアップ要員として即戦力内野手の指名も考える。早大の熊田任洋(とうよう)内野手(4年=東邦)はU18、大学日本代表歴のある強打の左の遊撃手。日本新薬の武田登生(とおい)内野手(24)は170センチと小柄ながら、左打ちのしぶとい打撃で中野2世となれる存在。

下位でも貪欲に即戦力投手を狙う。三菱重工West竹田祐投手(24)は履正社(大阪)明大と歩んだ右腕。他球団の指名状況にもよるが、ロマン枠として右の大砲・皇学館大・村田怜音(れおん)内野手(4年=相可)、独立リーグ富山の最速159キロ右腕・大谷輝龍(ひかる)投手(23)らもリストアップする。

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