ロッテは1位指名が競合した場合、くじ引きの大役を高坂俊介社長(41)に託すことが決まった。

ドラフト会議の会場入りした吉井理人監督(58)が、「くじは社長が引く言うてたよ~」と言及した。就任直後だった昨年は大役を務めたが、現楽天の荘司康誠投手の指名が競合。2球団での抽選を右手で引き、外している。「くじ去年外したからクビ」と冗談を言うほど、リラックスした表情で本番に臨む。同監督が打診を断ったわけではなく、球団内で協議して決定した。

高坂社長は昨年末に、執行役員事業担当から球団初の内部昇格で就任した。岩手県出身で、05年3月に東北学院大経済学部卒。ロッテには15年に入社している。