「ジョージ」が虎の今季NO・1投手へ宣戦布告だ! 巨人ドラフト3位の日立製作所・佐々木俊輔外野手(23)が27日、茨城・日立市内で指名あいさつを受け、プロの世界に向けて抱負を語った。50メートル6秒0、遠投110メートルに加え、長打力を秘める走攻守3拍子そろった外野手で「いずれはトリプルスリーを」と目標を口にした。

ニックネームは幼い頃から「ジョージ」。アニメ「おさるのジョージ」に登場する「ジョージ」に似ていることから親しみを込められている。今後も愛称は継続希望で「ジャイアンツファンの皆さんにもジョージという愛称が定着して知名度が上がれば。『ジョージ』と声をかけてもらえたらうれしいです」と呼びかけた。

対戦したい選手には今季最優秀防御率を獲得し、東洋大で1学年先輩だった阪神村上を挙げる。大学時代の紅白戦での対戦成績は10打席で内野安打1、2本のみで「プロの舞台でヒットと言えるヒットを打ちたい」と闘志を燃やす。指名から一夜明けると、20年ドラフト5位で虎入りした“天敵”に「ジャイアンツに指名されました。順位は村上さんより上でした」とメッセージを送り、先制パンチを仕掛けた。巨人は今季村上に対し、2戦13イニングで防御率0・00をマークされた。チームの“天敵”を新人「ジョージ」が迎え撃つ。【黒須亮】