持ち前のタフさで1軍即戦力の鉄腕として貢献する。

巨人のドラフト5位日本生命・又木鉄平投手(24)が28日、大阪・貝塚市内の野球部グラウンド内で水野雄仁スカウト部長(58)、岸敬祐スカウト(36)から指名あいさつを受けた。「素直にうれしい。(11月開幕の日本)選手権を控えているので、まずは目先の方に向かっていこう」と語った。

自らの持ち味について「腕の振り以上の球質や球威がある。自信があるのは、真っすぐで、そこにキレのあるスライダーで空振りを取れたら」。社会人3年目の今季は、中継ぎが主戦場だが、プロでの定位置について「そこはタフにフル回転で。投げられたらどこでも投げていきたい」と宣言。タフな又木(またき)だけに、イニングまたぎもOKだ。

自身の名前は、97年のドラマ「ラブジェネレーション」で主演の木村拓哉が演じた片桐哲平が由来。漢字こそは違うが「お母さんが木村拓哉さんを好きで。『木村さんのようにかっこよくなれ』と。足りないですね」と笑いを誘った。

また、巨人OBには「鉄」の名の付く左腕の山口鉄也投手コーチがおり「(僕も)強靱(きょうじん)な体で、けがしないのが武器。肩ひじは元気です」とアピールした。

水野スカウト部長は「今年の船迫(大雅)のようにね。そういうつもりでとってます」と昨年の同じ5位指名で社会人チームから指名された右腕の名を挙げ、即戦力の活躍を期待した。【中島麗】

 

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