ポスティングシステムでのメジャー挑戦を希望していた西武高橋光成投手(26)の残留が7日、正式に決定した。埼玉・所沢の球団施設で代理人と共に渡辺久信GM(58)と面談を行い「来年このチームで優勝したいですし、その気持ちが今強い」と“残留”を表明した。渡辺GMは「(メジャーに)行かせてあげたい親心もあるけど、チームにいてもらわなきゃ困る。ポスティングは選手の権利じゃないので」と話した。

昨オフの契約更改で「早ければ、早いうちに」と今オフでのメジャー挑戦を球団側に伝えていた。海外FA権の取得は早くても26年となる。今季は10勝8敗でチームも5位。球団側が「GO」を出す成績ではなかった。渡辺GMは、チームをリーグ3連覇に導き、3年連続で投手4冠を挙げ、ポスティングでメジャーに挑戦するオリックス山本を例に出した。タイトル獲得などがポスティング容認の基準ではないと前置きした上で「山本と光成を全然比較してるわけではないけど、あれが理想」とイメージを語った。

来オフでのメジャー挑戦が容認されるかは未定。それでも高橋は「また気持ちを引き締めてやっていきたい」と10年目となる来季で再び夢へ挑む。【黒須亮】

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