新任のソフトバンク川越英隆4軍投手コーチ(50)が10日、福岡・筑後市のファーム施設で就任会見を行った。

今季新設された4軍の投手育成を託され「若い選手が多いと思う。とにかく未来のホークスで投手陣を背負うピッチャーを作っていきたい」。現役時代はオリックスなどで活躍し、12年から22年まではロッテで1軍や2軍の投手コーチを全う。指導者経験は豊富で「相手(選手)を知ってコミュニケーションを図ることが大事」と指導理念を語った。

すでに今秋の投手組の筑後キャンプから指導に当たっている。「育成がメインになりますが、育成をしながら優勝ができるピッチャーを作っていけるように自分ができることをやっていきたい」と意気込んだ。

◆川越英隆(かわごえ・ひでたか)1973年(昭48)6月8日生まれ、神奈川県出身。学法石川(福島)-青学大-日産自動車を経て、98年ドラフト2位でオリックス入団。1年目に11勝を挙げたが、同年の新人王は16勝をマークした松坂大輔(西武)が獲得した。通算298試合登板で54勝。10年からはロッテに移籍し、11年に引退した。現役時代は174センチ、76キロ。右投げ右打ち。