広島島内颯太郎投手(27)が、初の晴れ舞台を来季に向けた情報収集の場としても役立てる。

最優秀中継ぎ賞を受賞し、28日の「NPB AWARDS2023 supported byリポビタンD」に出席予定。投打にわたる両リーグの顔が居並ぶ場に向け「もし手の内を明かして話していただけるのなら、打者からぼくの球がどう見えていたのかを知りたいです」と、相手側からの自身の投球分析に興味津々。来季の投球に役立てていく。

プロ5年目の今季は必勝継投の一角を受け持ち、62試合登板で3勝3敗2セーブ39ホールドをマーク。150キロを超える快速球とチェンジアップの組み合わせで、防御率2・31と安定した投球を続けた。相手打者を抑えた要因、逆に捉えられた原因などを相手打者の目を通して知ることができれば、来季に向けた工夫、改良ができる。ただ、島内にとっての貴重な情報は相手にとっても重要な情報になるだけに「話していただける状況になれば…」と機会を探る。

この日はマツダスタジアムで練習を行い、中崎とキャッチボール。オフの自主トレも、福岡に帰省するまでは「何でもそろっていますから」とマツダスタジアムで行う予定だ。

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