ロッテから戦力外通告を受けた福田秀平外野手(34)が12球団合同トライアウトに参加した。シート打撃ではフェンス直撃の二塁打を放ち、悩まされた右肩の状態が万全であることをアピールした。

第3打席まで二飛、三振、二ゴロとヒットなし。第4打席でヤクルト鈴木から、右翼フェンス上部に当たる二塁打を放った。「最初3打席打てなかったので、1本出てホッとしてます。対戦したことのないピッチャーがほとんどでしたので、打席の中でイメージしました」と振り返った。

福田秀は19年オフにソフトバンクからFAでロッテに移籍。20年6月に死球によって右肩甲骨を亀裂骨折。手術を行うもその影響から21年からの3年間で27試合の出場にとどまった。今季最終戦の翌日となる10月8日に戦力外通告を受けていた。右肩の状態については「8月くらいから体が元気になり始めて、肩も痛みなくできるようになった」と万全を強調。トライアウトを終え「投げることであったり、強く振ることであったり、そういう姿を見せることができて本当にホッとしている」と安堵(あんど)の表情を見せた。