DeNA勝又温史外野手(23)が20日、横浜市の球団事務所で支配下登録会見を行った。

18年ドラフト4位で入団し、速球派右腕として、期待されたが、21年10月に戦力外通告を受け、育成選手で再契約し、野手に転向。支配下に復帰し「率直にうれしい気持ちと、自分はピッチャーで入団したので、2回プロ野球選手になったような気持ちです」と笑顔で話した。

投手から外野手に転向し、支えてくれた周囲の人に感謝した。「ピッチャーをやってた時からなかなかうまくいかなくて、ずっと日陰の時間だったんですけど、それでも自分の元から離れずに、ずっと応援し続けてくれた周りの人に感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを込めた。「うれしい気持ちでいっぱいなんですけど、支配下の苦しさもピッチャーの時に知ってるので、1年、1年が勝負という気持ちで必死にやりたいです」と決意を語った。

周囲も絶賛する身体能力の高さとともに、非凡な打撃センスを持ち、来季は外野手の1軍争いに加わることが期待される。参考にした打者には阪神、中日で活躍した福留孝介氏を挙げ「いろんな人のバッティングを見た時にバットがしなってるなと。柔らかいバットを使ってるんじゃないかと思うくらい、すごいバッティングフォームもバットの使い方も柔らかいなと感じた」と話した。

大きな夢には、名球会入りとなる2000安打を掲げた。「大きな夢としては、自分は2000安打を打ちたいので、そこに向かって、技術も体もしっかり管理しながらやっていきたいです」と目を輝かせた。背番号は「28」で、年俸は現状維持の620万円(金額は推定)となる。

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