日本ハムのファンフェスティバル「F FES」が23日、新球場エスコンフィールドで初開催された。

「真のFビレッジマスターはどっちだ!? “F力”大争奪戦」ROUND1、リアル野球盤(3イニング制)は、審判を球団OBの岩本勉氏(52)が務め、「ストラーーイク!」と、甲高い雄たけびを連発し、盛り上げた。

0-0の1回裏2死一、三塁から「チームえふたん」の5番田中正義投手(29)が、「チームしゃけまる」先発の中島卓也内野手(32)から左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、先制点をたたき出した。

「チームえふたん」は2回、2死満塁のピンチで3番手としてベテラン宮西尚生投手(38)が登板。初球ボールに、相手リーダー上沢が「ストライク入らないぞ!」とやじると、宮西も「ボールから入るのが基本なんや」と応戦。最後は宮西が野村を抑え、1点リードを守った。

最終回の3回2死からは先制打を放った田中正が登板。「普通の試合より緊張します」と笑顔でマウンドに上がると、カウント2-2から上沢を空振り三振に切って取ったが、ここで上沢が「バットに当たった」とリクエスト。試合再開となったが再びアウトとなあり、1-0で「チームえふたん」の勝利となった。

リーダーの松本剛は「えふたんはクマなんで、サケなんて一撃です」と喜んだ。MVPの田中正は「すごくうれしい。リアル野球盤も初めてですし、バットを握ったのも10年ぶりぐらい」と苦笑い。交流戦でのバッティングの可能性を問われ「練習しておきます」と、来季を見据えた。

【関連記事】日本ハムニュース一覧