実力を認める弟子とパ・リーグでしのぎを削る! ソフトバンク近藤健介外野手(30)が23日、熊本・リブワーク藤崎台で球団主催の野球教室に参加。今オフ広島から国内FA権を行使し、オリックスへの移籍が決まった西川龍馬外野手(28)との“同門対決”を心待ちにした。「切磋琢磨(せっさたくま)しながら、お互いチームを引っ張っていけたらなと思います」。

球界屈指の好打者同士は例年1月、鹿児島・徳之島で合同自主トレに励む間柄。通算打率3割6厘を誇る近藤も、セ界で広島をけん引してきた西川の打撃に一目を置いている。「自主トレも一緒にやって、龍馬の能力も分かっています。コンタクトに優れている。打撃がきれいなイメージ」と通算打率2割9分9厘のヒットマンを評価。「敵になって嫌ですけど」とジョーク交じりの本音も明かした。

今季の近藤は打率3割3厘で西川は同3割5厘。来季は同じリーグで、首位打者を争う可能性もある。「タイトルは1年やって最後にって感じだと思う。お互いケガなく、グラウンドに立ち続けられたら」。優勝争いでもライバルになる盟友との、ハイレベルなバトルを誓った。【佐藤究】

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