新会長、頼んだぞ! 前選手会長のソフトバンク今宮健太内野手(32)が27日、新選手会長の周東佑京内野手(27)に熱烈エールを送った。「(周東)佑京も来年が勝負になってくる。レギュラーを取りに行く中、選手会長もやらないといけないのは、すごく重い負担になってしまうとは思うけど、あいつにとっていいところもたくさん出てくると思う。そこに期待したい」と力を込めた。

26日にペイペイドームで行われたフェンフェスティバルで“会長職”をバトンタッチした。「チームの若返りがあるなか思い切って、『選手会長も若い選手でどうかな』と自分の案と、みんなの意見で決めた」。ホークスの歴代では柳田、中村晃らも務め、チームの顔がずらりと並ぶ。今宮は「(選手会長を務め)すごくいい勉強になった。いろんな意見があるなかでよりやりやすいようにやっていくのが選手会長なので、意見を言わないといけない。佑京も性格が性格なので、そういったものもひっくるめていい風に出てくれたらなと思います」。

小久保裕紀新監督(52)の下、4年ぶりのV奪還を来季の目標に掲げる。そのためには中堅、ベテランの支えも欠かせない。今宮は「(選手会長の)経験者がいっぱいいますので、(周東を)サポートしていきながら、よりチームがいい方向に持っていけたらなと思います」と力強く新会長のバックアップを約束した。

今宮自身は来シーズンで15年目を迎える。今季は2年連続で規定打席に到達も、打率2割5分5厘、9本塁打、48打点と満足のいく成績ではなかった。「同じ成績になれば若い選手が使われるのは当然。まだまだいけるぞってところを見したい。来年はまた一からのスタートなので、やるしかないですね」と強い覚悟をにじませた。

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