西武平良海馬投手(24)が1日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、8000万円増の来季年俸2億5000万円(金額はいずれも推定)でサインした。

このオフではすでに佐藤龍世内野手(26)の背番号は58から「10」に、与座海人投手(28)の背番号が44から「15」に変更されることが明らかになっている。

61番とやや大きな背番号を付けている平良の動向も気になるところだった。平良は背番号変更について否定し、続けた。

「3年前くらいに言われたんですけど『そのままで大丈夫です』っていうことを言って。『変えたいですか?』って聞かれて『いや、大丈夫です』って言って終わったので。具体的に何番とか(の提示)はありませんでした」

「自分の数字にしたい」という理由で、入団当初にもらった大きめの背番号を活躍してからもそのまま付ける選手は一定数いる。

理由を尋ねてみると、平良の場合は事情がちょっと違った。

「背番号を変えると、(出した)洗濯物が(間違えて、これまでの返却場所に)返ってこなくなっちゃうかなーと。あと、いろいろ面倒くさいので。61番で定着させていきたいなと思います」

合理的な平良らしい選択だった。【金子真仁】

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