ヤクルト高橋奎二投手(26)が20日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、将来的なメジャー挑戦の意思を球団側に伝えた。

「目指してるところは多分高いと思うからっていう話はしたんですけど、その前にまず、しっかりこっちで結果を残そうっていう話も僕からもしましたし、しっかり結果残してからの話だと思います」と先を見据えた。「しっかりこっちで結果残して、『もう行ってもいいよ』って思える、思われるような結果を残してからいきたいなと」。日本球界で文句なしの結果を出してから海を渡る思いを明かした。

WBCから始まった2023年。日本代表では、不慣れな中継ぎを経験。ヤクルトでは本職の先発として20試合に登板し、4勝9敗に終わった。WBCでは一般的に滑りやすいとされる、メジャー球への適応に苦しんだ。「滑らないように投げようと思っていて。わからないうちにちょっと投げ方がかわっていて、日本に戻ってきたらあれ、違うってなっていたので。そこでの対応が難しかったというのが一つありました」と素直な思いを吐露した。

来季は200万円ダウンの4800万円でサイン。「悔しいシーズンだったので。本当はもっと下げられるかなと思ったんですけど。ほんとに、期待してるということは言われたので。来年こそ、これはやりかえさないといけないなっていう気持ちで」と来季への強い思いを口にした。「来年しっかりやり返したいなっていうのは思ってます。何とか来年やらないと、もうあとはないと思っているので。本当に来季、ちょっと、死に物狂いでやりたいと思ってます」。22年にマークした8勝を最低のノルマとして、24年にやり返す。