MVP養成塾入門でブレークにつなげる。日本ハム生田目翼投手(28)が、自主トレを阪神青柳晃洋投手(30)と合同で行う。今季、青柳と一緒に自主トレした阪神村上頌樹投手(25)が、セ・リーグ新人王とMVPをダブル受賞。6年目の来季は猛虎日本一の立役者を育てた験のいい“虎の穴”にこもり、ジャンプアップの1年にする。

最高の環境で心身ともに磨き上げる。生田目は今季は5試合に登板し未勝利。ホールド、セーブも記録することができなかった。雪辱の24年に向け「キャンプで『おおっ』って思わせたい。印象づけるのは大事なんで」。そのために、今季日本ハムからロッテに移籍した西村に、自主トレ先を相談。青柳と西村が帝京大の同期で、今季、合同自主トレをしていた縁で、仲間に加えてもらうことになった。

文字通り“虎の穴”だ。青柳と初めて自主トレを行った阪神村上は今季、自己最多10勝を挙げ、防御率もリーグ1位の1・75。22年の1軍登板ゼロから一気に飛躍した。ロッテに移籍した西村も、新天地で44試合に登板し、防御率1・25と好成績を収めた。生田目は「西村さんも村上くんも、みんな活躍してて。近くで練習できるんやったら、すごくありがたい」と気持ちを高ぶらせた。

オフには一般女性と結婚。「ご飯とか作ってもらって、助かります。独身の頃だと、この時期、帰ると部屋が寒いじゃないですか。暖かいのはいいですよね。やっぱり」。年末はホットな愛の巣で英気を養いながらトレーニングし、年明けからの“吉兆塾”に備える。

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