プロ23年目を迎える西武中村剛也内野手(40)に24年の目標を尋ねた。

思わせぶりにニヤニヤし「でっかくいっちゃおうかな~」と前振りすると、色紙に「本塁打王」と堂々としたため「おかわり」と添えた。

現役最多471本塁打で、あと29本で大台にもなる。球団からは今秋の契約更改で「来年20本打って、その次の年に9本を」と目安を提示されたものの「自分の中では来年30本打つつもりで」と返した。オフは子どもの野球を手伝いつつ、年末には打撃練習のペースも上げている。

30本打ちたい、は別にない。「いっぱい打ちたいだけ。結果としてそれぐらい打てればというのはあるので。GMとかにも言われましたけど、コンディショニングをしっかりしてやれば結果は出るんじゃないかと」。41歳シーズンにホームランキングを取れば、88年の門田博光(当時南海)の40歳シーズン超え。過去最年長、そして自身7度目の戴冠へ、丹念に備える。

プライベートでの新たなチャレンジは。「うーん、いや、ないっす。残念ながら」といつものおかわり節。「あ、最近はけっこう肉、焼いてるかも。ステーキみたいなでかいの買って。料理はしないけど肉は焼いてます」。ちょっとばかりのクッキングパパは、来季も継続する。【金子真仁】

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