24年西武の開幕投手争いは激しくなりそうだ。昨季まで3年連続で高橋光成投手(26)が大役を務め、シーズン10勝を挙げた。そのほか先発陣でチーム最多の11勝を記録した平良海馬投手(24)や、10勝をマークした今井達也投手(25)もおり、虎視眈々(たんたん)とその座を狙っている投手は多い。

開幕投手は歴代、エースと呼ばれる投手に託されてきた。00年代では、西武からメジャーにも渡った松坂大輔が6年連続(00~05年)、涌井秀章(現中日)は5年連続(08~12年)、菊池雄星(現ブルージェイズ)は3年連続(16~18年)で務めている。

中継ぎから昨季先発に転向して結果を残した平良は今季開幕投手が目標と公言している。松井稼頭央監督(48)は「名乗りを上げてくれれば、そこもまたいい競争になる。光成、今井、平良、高いレベルで」と争いを歓迎した。3月の開幕カードは敵地で楽天と3連戦になる。今井は昨季楽天戦で6勝負けなし。楽天モバイルパークでは3勝を挙げており相性のよさもうかがえる。高橋を筆頭候補に、昨年9勝をマークした左腕隅田知一郎投手(24)らもチャンスをうかがう。【山崎純一】

【関連記事】西武ニュース一覧