DeNAがドラフト3位の山形中央・武田陸玖投手(18)について、“二刀流プラン”でスタートする方針であることが30日、分かった。

球団側は高校通算31本塁打を放ち、世界一に輝いたU18W杯で4番も務めた打力を高評価。身体能力が高く、外野手で育成するプランも浮上したが、武田本人の二刀流挑戦の意思を尊重するとともに、無限の可能性も秘める投手としても育成する道を作るとみられる。

二刀流への挑戦は固定観念にとらわれず、常に新たなことにチャレンジする球団方針にも重なる。大リーグではドジャース大谷が大活躍するが、最近の日本球界では日本ハム矢沢、上原らが挑戦。セ・リーグでは20年の巨人戸根(現広島)、22年の中日根尾らの例がある。投手に関しては、高卒1年目は体づくりがメインとみられるが、最速149キロの速球は魅力十分。球団史に新たな名を刻む「ハマの二刀流」に大きな注目が集まる。

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