巨人堀田賢慎投手(22)が同郷のドラフト1位西舘勇陽投手(21=中大)と切磋琢磨(せっさたくま)していく。

6日、川崎市のジャイアンツ球場で練習した。同じ岩手県出身で同学年。「同じ球団で野球ができるのは、僕もすごい勉強になることがあると思う。いいものを吸収しながら、話した時にアドバイスももらいながらやっていきたい」と高め合っていく。

堀田は青森山田から、西舘は花巻東と中大を経て、ともに1位指名を受けた。小学校の時から「西舘のチームは強くて、僕はなんでもない選手だったので、こっちだけが知っていた感じ」と認識する存在だった。

チームメートであり、ライバルにもなる。4年目の昨季は3試合の登板にとどまり、防御率8・10と結果を残せなかった。ただ昨年12月の台湾ウインターリーグでは自己最速157キロをマーク。手応えの中で自主トレを過ごす右腕は「(西舘は)刺激にはなりますし、同い年ということもあるんですけど、もしかしたら先発、中継ぎで枠を争うかもしれない。そこは負けられないというか、簡単に譲るようではダメだと思う。1軍で投げ続けていかないといけない年にもなっている。もっと自覚しながら、過ごしていきたい」と5年目の飛躍を目指す。