広島小園海斗内野手(23)が11日、マツダスタジアムに隣接された屋内練習場で自主トレを公開した。年明けに体調を崩して調整が遅れたことで、参加予定だった松山市でのヤクルト山田らとの合同トレを辞退。前日10日からマツダスタジアムで自主トレをスタートさせた。「やっぱり年男なので、いい年にしたいと思っているので、1年間しっかり1軍の舞台で活躍できるようにと思っています」。徐々に調整のペースを上げながら、2月1日のキャンプインに備える。

昨季は80試合に出場して、打率2割8分6厘、6本塁打、31打点。シーズン終了後には侍ジャパンにも選出された。遊撃のレギュラーの座をつかむも、シーズン序盤は大不振から2軍暮らしが続いた。今季こそスロースターターを脱し、フルイニング出場を目標に掲げる。「ずっとフルで戦えるように体づくりも大事なので、そこは意識的にやっていけたら。体も元気ですし、絶対に出たいと思っているので、全部出られるようにチームに貢献したいと思います」。合同自主トレに参加できなかったとはいえ、個別の練習量を増やせるメリットもある。まだ年が明けたばかりで出遅れは取り戻せる。レギュラー取りではなく、主力となることが期待されるシーズンが幕を開けた。

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