オリックス杉本裕太郎外野手(32)が、師匠超えとなるキャリアハイの「34発」を目指す。13日、沖縄県内で楽天浅村との合同自主トレを公開。「打点でもホームランでも、師匠の浅村さんに勝てるように頑張りたい。僕が勝手に勝ちたいと思ってやってる」と意気込んだ。本塁打なら浅村は19年33発が最多。ラオウはこれを上回るような活躍で“恩返し”を狙っている。

気温20度と温暖な気候の中、心地よさそうに汗を流した。着用したのはバスケNBAレイカーズの名選手、シャキール・オニールのジャージー。永久欠番にもなっている背番号「34」が、くしくも本塁打ターゲットとなる。達成すれば21年の自己最多32発も更新する。

NBAに詳しいわけではないが、お気に入りのウエア。「このレイカーズの黄色のユニホームが好き。(同僚の)福田からは『オニールは昔の選手で渋い、お前っぽいわ』と言われて」。216センチの巨漢センターは、大柄な杉本のイメージにぴったりだ。

ここ2年は出場100試合前後にとどまった。8年連続全試合出場した浅村のように、初のフル出場も視野に入れる。「僕が4番でずっといられるぐらい安定した成績を出せたら、今年も絶対に優勝できる」。昨年は7試合のみだった4番への意欲ものぞかせた。昨年11月に手術した左足も順調に回復。西川のFA加入で激しさを増す外野の一角に食い込み、4連覇に導く覚悟だ。

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