ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が18日、大分・佐伯市内で自主トレを公開し、今季の目標とする1つに「5盗塁」を掲げた。

「盗塁数が年々減っている。盗塁王は無理なので、143試合に出場して、5盗塁を達成したい。ガチで目指します」

14年にキャリアハイの33盗塁をマークした。15年は32盗塁で、打率3割6分3厘、34本塁打とトリプルスリーを達成。ただ、直近は18年の21盗塁を最後に数を減らしており、昨季はレギュラー定着後では自身ワーストの1盗塁に終わった。「悔しいとかではなくて、びびって走ってなかった。ちょっと5盗塁くらいはしたろかなって思ってます」。今後の自主トレではジャンプ系、瞬発系の練習メニューも取り入れていく予定でいる。

チームの主砲として打つ方では「打率3割30本塁打」と頼もしく言い切った。昨季は9年ぶりに全試合出場を果たし、打率2割9分9厘、22本塁打、85打点。パ・リーグ最多の163安打を放ち、ベストナインにも選出された。小久保裕紀監督(51)はすでに今季のレギュラーを明言するも、柳田は「そんなのは分からない。気が変わるかもしれない。使っていただけるように、しっかり準備していく」と気持ちを引き締めた。

辰(たつ)年生まれの柳田はプロ14年目を年男で迎える。「納得のいく成績を残して、優勝してたつ年を終わらせたい。イメージは昇り竜。登っていきます」と4年ぶりのV奪還を見据えていた。

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