ヤクルト清水昇投手が、“高地トレーニング”を導入し、心身を整える。知人から紹介を受け、年明けから低酸素トレーニングの施設を訪問。標高2500メートルに設定された部屋でウオーミングアップ、ランニングなどのメニューを消化し「自分の中の感覚ですけど、回復が早くなったのかなというふうに思います」と変化を実感した。

“仮想ピンチ”にもつながる。部屋の中は「30分、40分いるだけでも普通に息が切れてくる」と感じる過酷な環境。幾多のピンチを経験したリリーバーは「緊迫した場面では、マウンドに立っている時点で心拍数が高いと思うので、その感覚とちょっと似てるかなと思って。心肺機能としてはそれに近い状態が作れる」と説明した。

この日は、先輩の星、小沢らと栃木・宇都宮市内で自主トレ。今オフに約50万円で購入したラプソードを設置し、マウンドからカーブ、カットボールも交えながらボールを投げ込んだ。「変わらず守護神は目指していきます。僕もずっと8回でいたら取られてしまうので、1個上を目指したいなという思いです」と決意を込めた。【久保賢吾】

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