日本でも虎のノイジーやっつける!? オリックスの新外国人コーディ・トーマス外野手(29)が、阪神ノイジー外野手との浅からぬ“縁”を明かした。6日、春季キャンプ地の宮崎で入団会見。同学年ノイジーとはオクラホマ大では仲良しのチームメートだったが、ライバル時代もあった。

「高校は別だった。フットボール、野球と私がずっと勝ってました。2人ともフットボールではクオーターバックだった」

昨季日本シリーズでオリックスが阪神に敗れ、第7戦でノイジーが決勝弾を放ったことも知っていた。今季の再戦を望み、倒したいかと聞かれ「もちろん。いつも勝ちたい」。ノイジーがいる阪神を倒しての日本一奪回へ意欲を示した。米国テキサス州の互いの家は、車でわずか15分の「ご近所さん」。来日前には「日本で起こることを全部受け入れて楽しめよ」と、会ってアドバイスも送られた。

マイナー123発のクリーンアップ候補。「日本で野球をすることが1つの目標だった」。イチロー氏を見て育ち、同じ右投げ左打ちとして技術面で参考にした。「歴代NO・1の選手。ボールの内側をたたくスイング軌道が好きだった」とイチ流も取り入れている。

ニックネームはイニシャルから「C・T」。合流初日はほぼ見学で終えた。細かな動きのシートノックに「しびれた」と感動。来日前は週4日のペースで打撃練習をしており、まもなくシュアな打撃が披露されそうだ。【大池和幸】

○…阪神ノイジーもトーマスとの縁を明かした。「子供の頃は、対戦相手として対戦してそこで出会って。本当に仲がいいって感じだよ」。トーマスの義兄にあたる元西武ザック・ニールから、日本の生活や日本野球についても聞いていた。「住んでるところも一緒なんで。そこで、いろいろ話したり、一緒に外に出てます」という仲の良さ。グラウンドでの対戦が楽しみだ。

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