広島新井貴浩監督(47)が、若手外野手のアピール合戦を高く評価した。1軍の宮崎・日南での1次キャンプを13日で打ち上げ、15日から2次キャンプを行う沖縄に入った。紅白戦2試合では「ポスト西川」の座をかけて田村、久保、中村貴らの活躍が目立った。指揮官は「想像していた以上に、100点満点の争いをしてくれている」と手応えを明かし「沖縄で試合も増えてくるので、高いレベルの競争を見せてもらいたい」と期待した。

ファームでは秋山、野間らベテラン、中堅組が日南に残留して調整を続けており、見極めについては「ファームで調整しているメンバーが(1軍に)戻ってくるまでというのがある程度の目安になると思う」と話した。

テレビインタビュー終わりには指揮官自ら「MVP聞かないの?」と切り出したにも関わらず「まだ競争続いてますので、個人名は差し控えさせていただきたい」と明言を拒否。「強いて名前を挙げさせてもらうなら、松山竜平ですかね」と日南市の東光寺球場で調整中のベテランの名を挙げ「彼は本当によく頑張ってお風呂に入ってるみたいなので」と冗談を飛ばした。

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