巨人船迫大雅投手(27)が“ティファニーブルー”の新相棒を装備した。16日、那覇キャンプ初日からブルペン入り。鮮やかなカラーの新グラブを映えさせながら、41球を投げた。「ティファニーブルーにしています。シーズン後半戦ぐらいに出そうかな」と練習で初披露した。

もちろん世界的高級ブランドのものではない。過去に松坂大輔氏も使っていたメーカーRYUに特注カラーで作ってもらった。もともと、約300万円のプレ値が付くティファニーのスニーカーをモチーフに「スニーカーは買えないのでグローブで」とデザインを構想。その後、チームが創設90周年のプロジェクトとしてティファニーとコラボしたロゴを発表した。意図せず新ユニホームにもばっちり似合うグラブが完成した。

上品なカラーの中に、船迫家の“魂”を宿らせている。親指部分には「FUNABASAMA」と名前が刺しゅうされ、「S」はヘビのようにデザイン。祖父から「強い動物の心臓を飲めば強くなる」と教えられ、小学生の時に2度、ヘビの心臓を飲んだことがある。同時に強い動物としてヘビに愛着を持ち、今はペットとして大切に飼育する。

ヘビ使いの変則右腕はブルペンでは内海投手コーチに左打席に立ってもらい、内角にカットボールを投げ込んだ。昨季の被打率は2割9厘ながら課題と捉える左対策に力を注ぐ。2年目はより優美に、そして強い男を目指す。【上田悠太】

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