阪神梅野隆太郎捕手(32)が開幕マスク奪取へ、存在感を見せつけた。

死球で左尺骨を骨折した昨年8月13日以来、188日ぶりの対外試合。岡田監督が指示した「日本一メンバー」でのスタメンに名を連ねた。「まずは出られてホッとしているし、終えられてホッとしている。これから(本格的に)スタートを切っていくので開幕に向けて、ちょっとでもいい状態にしたい」と安堵(あんど)感を隠さなかった

紅白戦にも出ていたとはいえ、攻守でブランクは感じさせなかった。4回の第2打席は満塁から右前適時打。マスクをかぶっても青柳、伊藤将、門別と計5イニングでリードし、無失点だった。

正捕手争いは事実上、坂本との一騎打ち。スタメンへのこだわりについて「選ぶのは監督ですけど、全員がそういうつもりで練習しているでしょう」と当然と言わんばかりだった。【柏原誠】

【関連記事】阪神ニュース一覧