開幕投手候補の楽天早川隆久投手(25)が22日、沖縄・金武町で調整した。先発する23日の練習試合ロッテ戦(糸満)を翌日に控え、キャッチボールやメディシンボールを使った体幹トレーニングなど軽めに体を動かした。

ロッテ戦では3イニングを投げる予定。「結果というより内容を気にしながら変化球とかもやっていければと思いますし、明日のキャッチャーも誰かまだちょっと分かってないので、コミュニケーションをしっかり取ってやっていきたい」。2回無安打無失点だった17日阪神戦(宜野座)に続き、今季2度目の実戦に臨む。

今オフからフォークの習得を目指す。これまで挑戦してきたのはチェンジアップに近い遅めの球速帯だったが、青山投手コーチから握りを教わり、新たにスプリットのような速いボールにもトライ。「明日はちょっと違う(青山コーチから教わった)フォークを試そうかなと思いながらも、いろいろと試行錯誤をしています」と力を込めた。

プロ4年目を迎える今季は開幕投手候補にも挙がる。「正直、あまり気にしていないという感じではあります」と無欲を強調。ただ、昨秋には侍ジャパンに選出され、エース則本の抑え転向に伴い先発の軸として大きな期待を背負う。「チームの顔としても、やっぱり1試合目、大事な試合になってくると思うんで、もし任されるならば、そこはやっぱり頑張りたい」と意気込んだ。

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