巨人阿部慎之助監督(44)の「伊江村観光親善大使 委嘱状交付式」が22日、那覇セルラースタジアム沖縄で行われた。06年に初めて伊江島で自主トレを実施。野球教室や講演会など活動を行い、17年から同大使を務めている。19年に完成した伊江村野球場の設計に関わり、20年からは中学生を対象にした「阿部慎之助杯」を開催するなど、村の発展に尽力してきた。

今月には同杯の第5回大会が開催され、宜野座中学校が優勝した。主将の新垣斗梧君は「去年は準優勝で悔しい思いをしましたが、今年は優勝できてうれしいです。前日に修学旅行から帰ってきたので、練習ができなかったり、体調不良で欠場する選手もいましたが、チーム全体で支え合い、1試合1試合、集中して取り組みました。特に3人の投手で分担して、負担を減らせたことが良かったと思います。県大会では優勝を目標に頑張ります。来年も優勝して連覇できるように後輩に頑張って欲しいです」と喜びを口にしていた。

阿部監督の就任を受け、伊江村でも垂れ幕が掲げられるなど、祝賀ムードが高まった。阿部監督は「ずっと昔からお世話になってる島でもありますし、素晴らしいところなので皆さんに行ってほしい。すごく立派な球場、体育館がある。これからもどんどん伊江村の名前が広がるようにお手伝いできたらなと思っています。」と、野球を通じて島の魅力を発信していく。

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