阪神のチーム最年長、西勇輝投手(33)と昨季のセーブ王・岩崎優投手(32)が26日、沖縄・宜野座キャンプで今季初めてフリー打撃の打撃投手を務めた。

西勇は打席に立った森下と前川に対し計31球を投げ、安打性は森下が3本、前川は右中間への柵越え1本含む5本の計8本だった。「(打者に対し)しっかりとコースを言いながら感覚や自分が投げたい球、どういう気分か確認できた。これからオープン戦に入って、同じチーム(の選手)に感覚をずらすのは申し訳なかった」と安心した様子だった。

岩崎も同じく2人に計32球を投げ、森下には柵越え2本含む3本、前川は2本の安打性計5本だった。投球後は「ブルペンではバッターを立たせてなかったんで、その感覚を思い出して。それぐらいです」と感想を語った。

チームはここまで紅白戦2試合、練習試合とオープン戦3試合ずつ、計8試合の実戦を行ったが、2人は登板していない。実戦形式はこれが初めて。

プロ16年目の西勇は通算1500奪三振や2000投球回の大台が迫る。江夏豊以来、球団5人目の1500奪三振までは残り89、球団11人目の通算2000イニングはあと60回1/3としている。

岩崎は昨季35セーブを挙げた。

阪神は27日にキャンプを打ち上げる。

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