開幕ローテを狙うアドゥワ誠投手(25)が、開幕カードで当たるDeNAを相手に5回5安打1失点と好投した。だが、本人は「内容はいいとは言えないんですけど、先発として最低限の役割は果たせたかなと思います」と笑顔はなかった。

立ち上がりはフォームのバランスを崩した。制球がまとまらず、2安打1死球で1死満塁のピンチを招いた。結果的に無失点に滑り出したことで、2回以降は立ち直った。5回1死一、二塁から佐野の中前適時打で1点を失うも、最少失点で切り抜けた。「初回があんな形になったので、野手の方もリズムが悪くなったと思うので、初回を3人で切れるようにしたい」。立ち上がりの投球をシーズンへの課題とした。

残り1枠は、この日ウエスタン・リーグ阪神戦で5回無失点の黒原と玉村が候補となる。若手の争いに新井監督は「もう少し考えたい」と最終決定は持ち越しすも「なるべく早めに決めてあげたい」ともイメージ。19日西武戦に先発する玉村の登板後にも先発6番手を決めることを示唆した。

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