DeNA小園健太投手(20)が、オリックス打線を相手に修正能力をアピールした。雨脚が強まった3回に制球が乱れ、2点を失ったが、4回以降は無失点で切り替え、5回を3安打2失点。3回の投球を反省点に挙げながら「点を取られた後は、しっかり切り替えて投げられた」と冷静に受け止めた。

カーブを有効に使った。2回1死、森に対し、初球から6球連続でカーブを選択。フルカウントからの7球目に144キロの速球で見逃し三振を奪った。試合前に捕手の山本と森にはカーブを多めに使うことを確認。「しっかりとカーブを意識させた後に、真っすぐを低めに投げられた」と手応えを示した。

切磋琢磨(せっさたくま)する同期への思いも胸にマウンドに上がった。19日に深沢が右肘のトミー・ジョン手術。「自分の中でも特別な存在。『今年は頼んだよ』みたいな言葉をもらったんで、気合は入ってましたし、絶対にやってやるんだと」。試合後に2軍合流が決まったが、3年目での1軍デビューに向け、準備を進める。【久保賢吾】

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