DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、規定打席に到達し、14年井上(ロッテ)以来、10年ぶり2人目となる新人でのオープン戦首位打者に大きく近づいた。オープン戦最終戦に「1番右翼」で先発。1回先頭、日本ハム上原に2球で追い込まれながらも、3球目の低めに落ちるフォークに反応。体勢を崩されながらも、ちょこんとバットに乗せて左前に落とす“曲芸打ち”を披露した。練習試合を含めスタメン出場した試合では17試合連続安打とした。

さらに3回先頭の第2打席でもフルカウントから133キロカットボールを中前にはじき返して3試合連続マルチ安打。4回無死満塁の第3打席では中飛に倒れたものの、6回2死から三塁前へのセーフティーバントを決めて対外試合初の3安打目をマークした。9回先頭の5打席目で規定打席に到達。空振り三振に倒れるも、この日5打数3安打でオープン戦通算53打数23安打で打率4割3分4厘。首位打者をほぼ手中に収めた。

巨人のルーキー佐々木俊輔外野手(24=日立製作所)も規定打席まで残り5打席で、試合前時点で打率4割1分5厘としており、デッドヒートを繰り広げていた。

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