ヤクルト田口麗斗投手が、シーズン開幕に向け、状態を上げた。2点リードの9回に登板。先頭の西武佐藤龍に左前打を浴びたが、後続を3人で断ち、オープン戦初セーブを挙げた。打線が9回に逆転し、登板機会が訪れ「去年と同じような仕事ができて、良かったです」と安堵(あんど)した。19日の日本ハム戦で左ふくらはぎ痛から1軍復帰し、今週の目安とした3試合の登板をクリアした。

昨季は守護神で33セーブを挙げたが、エスパーダらも守護神候補に名乗りを上げ、争いが激化した。チームは16日の楽天戦の7回に登板した嘉弥真から、リリーフ陣は27回2/3を無失点。オープン戦で安定感抜群のリリーフ陣に柱も戻った。「去年1年間やらせていただいて、簡単に譲るようなことはあってはいけないと思うので、しっかりとポジションを取りにいけるように」と力を込めた。

ヤクルト高津監督(田口について)「今日が一番良かったというか、真っすぐは走ってきたかなと思います。体のキレもボールのキレもあったと思います」

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